生活介護事業所工賃向上プロジェクト SO+

生活介護事業所工賃向上プロジェクト SO+
COMPOSED ART PROJECT / SOKA
「できない」を「活かす」に変える。アートで切り拓く、新しい工賃向上の景色
「生活介護事業所」という場所をご存じでしょうか?
特性が強かったり、障がいが重かったりして、日常生活に介助が必要な方々が通う場所です。その名前の通り【介護】を中心とした事業所であり、実は法律上「工賃を支払う義務」が明確に定められていません。
そのため統計として見えにくい現状がありますが、多くの事業所で支払われる工賃は月額3,000円~6,000円程度というのが実感です。もちろん、一般的な意味での「仕事」ができる方もいれば、難しい方もいらっしゃいます。
でも、私たちはここで立ち止まって考えました。
「仕事ができない」のではなく、「私たちが、その方の特性をうまく活かした仕事を見つけられていないだけなのではないか?」
独特な感性が、唯一無二のアートになる瞬間
独特な方法で色を混ぜ合わせて生まれる、世界にひとつだけの色彩。誰も見たことのない文字やかたちで描かれる、自由で力強いデザイン。それは「障がいがあるから変わっている」のではなく、一人ひとりの個性が輝く、価値あるアート作品でした。
この「一点もの」の魅力を、もっと多くの人に届けたい。そして、その価値が正当な対価として工賃向上につながったら。
そんな想いから「COMPOSED ART PROJECT / SOKA」は始まりました。
アートが日常に溶け込む、新しいプロダクト
このプロジェクトでは、生活介護事業所に通うアーティストたちの作品をもとに、日常で使えるプロダクトを制作・展開しています。
- ノート(表紙デザイン) ― 個性あふれる作品が、毎日手に取りたくなる一冊に
- Tシャツ ― 着る人の個性を引き出す、アートウェア
- クリアファイル ― オフィスや学校に、アートの彩りを
**2026年2月1日(日)12:00-16:00には、草加市立中央公民館2階ホワイエロビーにて展示会を開催。**一人ひとりの感性や表現の魅力に触れながら、アートを通じた新たな出会いやつながりを感じていただける機会となりました。
「福祉だから」ではなく、「純粋にかっこいいから」
このプロジェクトで最も大切にしていることがあります。それは、「福祉だから買ってあげよう」ではなく、「デザインが素敵だから欲しい」と思ってもらえる商品をつくることです。
同情や支援の気持ちではなく、アートとしての本質的な価値で勝負する。一点ものの作品を、プロの視点で再構成し、より洗練された「高単価な商品」として市場に送り出していく。
テスト販売の結果は非常に良好で、「こんなデザイン、見たことない」「普通に欲しい」といった声とともに、商品としてもしっかりと評価していただくことができました。
企業プレゼンから、全国市場への展開へ
この手応えを受けて、現在は今年中のさらなるブラッシュアップを進めています。そして今後は、企業様へのプレゼンテーションを通じた本格的な市場開拓に取り組んでいく計画です。
制度の枠の中だけで考えるのではなく、民間のビジネスの力を活用して、参加してくれたアーティストたちの工賃を本質的に底上げしていく。それが私たちの目指す景色です。
特性が「価値」になり、「対価」として還元される循環を
このプロジェクトの最終ゴールは、商品を売ることではありません。参加してくれたみなさんの工賃に、しっかりと還元できる仕組みをつくることです。
アートに触れる人が増えれば増えるほど、作り手の世界が広がり、工賃も上がっていく。「特性」を「できない理由」にするのではなく、「仕事のタネ」に変えていく。
ふくまちプランナーとして、アートを通じた新しい地域共生と工賃向上のモデルを、ここ草加から全国へ。
SO+の今後の展開に、ぜひご注目ください。
企業様・デザイナー様・小売店様など、一緒に新しい景色をつくってくださるパートナーを募集しています。プレゼンテーションのご依頼も随時受け付けております。