ただようプールと、ととのうサウナ2025

ただようプールと、ととのうサウナ 2025
「オムツを履いてるとプールに入れない!」という困り事から生まれた、優しくて温かい夏の一日
「プールに入りたい」という当たり前の願いから始まった
「オムツを履いてるとプールに入れない!」
この企画は、そんな切実な困り事から始まりました。夏の暑い日に、多くの子どもたちにとってプールで遊ぶことは当たり前の楽しみです。しかし、日常的にオムツを使用している子どもたちや、医療的ケアが必要な子どもたちにとって、その「当たり前」は意外に高いハードルとなっていました。
**ただよってもいいし、サウナでととのってもよし。**それぞれのペースで、それぞれの心地よい時間を過ごせる場所をつくりたい。そんなシンプルな想いから、この自主企画は生まれました。
2024年の小さな実験から、2025年の本格開催へ
2024年に助成金を利用して少人数で試験的に実施したところ、参加者やご家族から**「またやってほしい!」「次はいつですか?」という再開催要望がめちゃくちゃ多かった**のです。
その熱い声にお応えする形で、2025年も「ただようプールと、ととのうサウナ」を開催いたしました。当日はボランティアスタッフも合わせて30名強の方々が参加してくれました。
水がもたらした、優しくて特別な時間
この日の会場には、言葉では表現しきれないほどとても優しい時間が流れていたと思います。
普段は強度行動障害のあるお子さんが、水に入った途端に落ち着いて入水を楽しんでいた姿。環境の変化に敏感なお子さんが、水の感触に包まれて穏やかな表情を見せてくれました。
そして、スタッフのお子さんと医療的ケア児が自然に交流し、一緒に水遊びを楽しんでいた姿。特別な配慮や説明がなくても、子ども同士は水の中でただ一緒に楽しむ。そんなフラットで温かい景色が広がっていました。
水には、人の緊張を解きほぐし、立場や特性を超えて心をつなぐ不思議な力があるのかもしれません。
安心安全を支えてくれた、心強いパートナー
この安全で安心な環境を実現するために、欠かせない存在がありました。ケアプロ訪問看護ステーション草加の皆様です。
医療的ケアが必要なお子さんや、体調に不安のある方も安心して参加できるよう、プロフェッショナルな視点から全面協力していただきました。医療のバックアップがあるからこそ、参加するご家族も、運営するスタッフも、心からリラックスして「ただよう」ことができました。
▶ ケアプロ訪問看護ステーション草加
https://recruit.carepro-hmc.co.jp/station/souka/
毎年8月最終日曜日に、もっとカオスで優しい空間を
この「ただようプールと、ととのうサウナ」は、毎年8月の最終日曜日に開催予定です。
次回は高齢者も含めて、もっとカオスな空間をつくれたらと思っています。オムツをしていても、医療的ケアが必要でも、車椅子でも、年を重ねていても。多世代・多様な人たちが混ざり合い、それぞれのペースで「ただよう」「ととのう」時間を過ごす。そのカオスで多様で、でもどこまでも優しい景色こそが、私たちが目指している夏の一日です。
「プールに入れない」という小さな困り事から始まったこの企画が、毎年夏の終わりに「あの場所に行きたい」と思ってもらえる、地域の大切な居場所になっていけたらと思っています。
来年の8月最終日曜日、またこの水辺でお会いしましょう。
Date:2025.08.31 Client:自社企画 Role:デザイン・イベント企画・実装