ふくフク相談室in草加2024

ふくフク相談室 in 草加 2024
「ちょっと話してみたい」が、次の一歩につながる場所
障がい福祉とまち(づくり)に関するテーマについて、みんなでお話しできる相談の場。
2024年、草加市内の様々な場所を舞台に、全4回にわたって開催された「ふくフク相談室」。この取り組みは、**「ふくらむフクシ研究所(略して、ふくフク研)」の一環として実施されました。ふくフク研は、埼玉県草加市発のプロジェクトとして、「福」祉の世界に新しい価値を「膨」らませ、また地域の暮らしの中に自然に「含」**ませていくための研究・活動を行っています。
なにかやってみたい。誰かの力を借りたい。ちょっと困っていることがある。進めているプロジェクトの相談がしたい。なにができるかわからないけど、なんとなく。そんなざっくばらんな気持ちを、そのまま持ち込んでいただける場所として生まれました。
相談のハードルをぐっと下げて、フラットに語り合う
「相談室」と聞くと、何か深刻な悩みを抱えていなければ行けない場所のように感じるかもしれません。しかし、ふくフク相談室は全く違います。
こんな内容を、お気軽にお話しください:
- なにかやってみたい
- 誰かの力を借りたい
- ちょっと困っていることがある
- 進めているプロジェクトの相談がしたい
すでに何かやっているという方も、これから始めたいという方も、何ができるかわからないけどなんとなくという方も大歓迎。相談員との個別相談もあるので、じっくり時間をとって話したい方にも対応しています。
**どんな内容でも、どんな規模でも、ここでは全部「相談」として受け止める。**そのフラットな姿勢が、この場の最も大切な空気感でした。
草加の各場所で、全4回にわたる対話の積み重ね
福祉と地域がつながるために、毎回異なる場所で扉を開き続けた相談室。持ち込まれる相談の内容は、本当に様々でした。
誰かの「やりたい!」という前向きなエネルギーを形にしたい相談もあれば、日々の活動の中で単純に困っていることを誰かに聞いてほしいという相談もありました。大きなビジョンの話もあれば、ごく小さな一歩の話もありました。
「話して終わり」ではなく、動き出すきっかけの場所
ふくフク相談室で特に印象的だったのは、この場で生まれた「やりたい」が、その後に実際の動きへとつながっていったことです。
相談室という場で誰かが口にした「こんなことできたらいいな」「こういう人と繋がりたい」という言葉が、やがて具体的なイベントや取り組みへと育っていきました。相談室が「終わりの場所」ではなく、新しい何かが動き出す「スタートの場所」になっていったのです。
この場で出てきた様々な「やってみたい」が、のちに映画祭や商店街企画、フェスなど、色々なイベントへとつながっていきました。
小さな対話が、地域の景色を変える力になる
福祉と地域がつながるために必要なのは、大きな制度や仕組みだけではありません。誰かが「ちょっと話してみようかな」と足を運べる、ゆるやかで安心できる場所が、地域の中にあること。
ふくフク相談室は、地域の人々の中に眠っている「やりたい」というエネルギーをすくい上げ、つなぎ合わせ、次の具体的なアクションへと育てていくための、大切な「土壌」としての役割を果たしています。
そこから生まれた小さな会話が、やがて地域の景色を少しずつ変えていく。そんな「小さな一歩の積み重ね」を大切にし続けた場所でした。
Date:2024.06.24~12.19 Client:草加市障がい福祉課 Role:デザイン・相談員・伴走支援