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ふくフク運動会2024

ふくフク運動会 2024

「だれでも参加できる運動会をやりたい!」と「色々やってみたい!」が重なって生まれた一日

リンクワーカー事業から生まれた、二つの想いの出会い

2024年度の福祉プラスのまちづくり事業「地域とフクシをつなぐ学校」のリンクワーカー事業から生まれたこの企画。きっかけは、学びの場で出会った二つのシンプルな想いが重なったことでした。

特別支援学校の先生の**「もっと地域に開けた、だれでも参加できる運動会をやりたい!」という想いと、車椅子ユーザーの「色々やってみたい!」**という想い。

それぞれが別々に抱えていたこの二つの「やりたい!」が、リンクワーカーという「つなぎ手」の学びを通じて出会い、一つの企画へと育っていきました。教室で学んだ「地域をつなぐ」という概念が、グラウンドで具体的なアクションへと動き出した瞬間でした。


「スポーツのおいしいところ体験」が生んだ笑顔の連鎖

この運動会の目玉となったのが、**『スポーツのおいしいところ体験』**というプログラムです。

厳しいルールや勝敗にこだわるのではなく、体を動かすことの「純粋に楽しい部分」「気持ちいい部分」だけを抽出して、誰もが自分のペースで味わえるように工夫されました。

当日は、ボランティアスタッフのナイスな声掛けと共に、会場中に笑顔が溢れていました。「うまくできなくても大丈夫」「どんな参加の仕方でもいい」という空気感の中で、参加者一人ひとりが自分らしいペースでスポーツの楽しさに触れることができました。できないことに目を向けるのではなく、一緒にできた喜びを分かち合う。そんな温かい景色が広がっていました。


「かがやき特別支援学校」という場所が開いた新しい扉

この運動会の会場として選ばれたのは、かがやき特別支援学校でした。

この場所の選択には、重要な意図がありました。特別支援学校という場所は、普段の生活の中でなかなか足を踏み入れる機会のない方がほとんどです。しかし、運動会という誰もが親しみやすい形でその扉を開くことで、これまで関わりのなかった多くの人たちが、自然にその場所と出会うきっかけとなりました。

普段は特別支援学校と関わりのない地域の大人や子どもたちが自然と足を踏み入れ、障がいのある方々と一緒に汗を流し、笑い合う景色が生まれました。「場所を開く」ことが、そのまま地域の人々の「心を開く」ことにつながった一日となりました。


ふくフク研の理念が息づく実践の場

この企画にも、**「ふくらむフクシ研究所(略して、ふくフク研)」**の理念がしっかりと息づいています。ふくフク研は、埼玉県草加市発のプロジェクトとして、「」祉の世界に新しい価値を「」らませ、また地域の暮らしの中に自然に「」ませていくための研究・活動を行っています。

「福」 ― 福祉の枠を超えて、みんなが幸せな時間を共有できる運動会

「膨」 ― スポーツの可能性をふくらませ、誰もが楽しめる新しい形を創造

「含」 ― 特別支援学校という場所を地域の日常に自然に溶け込ませていく

リンクワーカーの学びから生まれ、地域の想いが重なり合い、学校という場所が地域に開かれていく。そのプロセス全体が、まさにふくフク研の理念を体現するものでした。


学びが実践になり、実践が地域の景色を変える

「地域とフクシをつなぐ学校」で学んだリンクワーカーという概念が、この運動会という形で地域の現実に根を張りました。特別支援学校の先生と車椅子ユーザーという、普段は交わりにくい立場の人たちの「やりたい!」をつなぎ、草加市障がい福祉課と共に形にしていく。

**学びが実践になり、実践が地域の景色を変えていく。**その確かな手応えを感じることができた、温かい一日でした。

Date:2024.12.01 Client:草加市障がい福祉課 Role:デザイン・イベント企画・伴走支援

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