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叶え合う支援事業vol.2キギョウの連敬ミーティング

叶え合う支援事業 vol.2

キギョウの連敬ミーティング ― 企業の「生業」の延長線上に広がる、福祉との新しい関係性

叶え合う支援とは?

個人や組織・団体、コミュニティなどがつながり合い、地域全体で支え合う関係性をみんなでつくっていくためのプロジェクトです。『する・される』という一方的な関係性ではなく、お互いの願いや想いを「叶え合う」ような、対話的で創造的なプラットフォームづくりを目指しています。


第二回目は「企業」との連敬に焦点を当てて

専門職同士の対話から始まった第一回目に続き、第二回目は**「キギョウの連敬ミーティング」**として開催しました。草加市内で地域共生や地域とのコラボレーションを考えている・興味がある企業を中心にお集まりいただき、企業と福祉が「連敬」し合う可能性について本音で語り合いました。


実践企業のリアルな声:本音も含めた体験談

今回は、実際に地域福祉を実践しているアークスさんリカーショップイワナガさんの二社から、実例と本音の部分を聞かせていただきました。

実際にやってみてどうだったのか?どのような効果があったのか?うまくいったことも、難しかったことも含めて、包み隠さずアウトプットしていただきました。きれいな成功事例の紹介ではなく、これから一歩を踏み出そうとしている企業が最も知りたいリアルな体験談を共有していただけたことが、この場の大きな価値となりました。


「障がい者」というラベルが外れる瞬間

参加された企業の皆さんと共有できた重要な気づきがありました。

**どんな企業でも同じですが、そもそも障がいのある方と触れ合う機会がなければ、「障がい者」というラベルはそのまま残り続けます。**漠然とした不安や「何か特別な配慮が必要では」という先入観は、実際に関わったことがないからこそ生まれるものです。

しかし、参加された企業の方からは**「イベントで実際に関わったらラベルが取れた」**という体験談が出てきました。一度でも同じ場で笑い合い、一緒に何かをやってみることで、「障がい者」という抽象的なラベルが外れ、「あの人」「あの子」という具体的な関係性が生まれる。そのシンプルで力強いプロセスを、参加者全員で確認することができました。


企業の「生業」の延長線上にある支援

「企業が福祉に参入する」と聞くと一見ハードルが高そうに感じられますが、実際のところ自社の生業の延長線上で支援につなげられることが多いのです。

  • すでにある商品・サービス
  • 店舗やオフィスという「場」
  • スタッフの得意なことやスキル
  • 日常業務で生まれる端材や空き時間

こうした企業にとって当たり前の資源が、福祉の現場では価値ある支援につながることがほとんどです。「特別なことをしなければ」ではなく、**「いつもやっていることの延長線上に、福祉とのつながりがある」**という視点の転換が、企業と福祉の距離をぐっと縮めてくれます。

今回のセッションでも、参加された企業の皆さんが「自分たちの会社なら、どのような関わり方ができるか」を具体的に考え、アイデアを出し合いました。


「連敬」が生み出す対等なパートナーシップ

この事業で大切にしている「連敬」という考え方は、企業と福祉の関係においても同じです。企業が福祉を「支援してあげる」のではなく、福祉が企業を「頼ってしまう」のでもなく。お互いの強みや役割を尊重し合い、それぞれが「叶えたい」ことを叶え合う対等なパートナーシップを築いていくことが重要です。

企業には地域への影響力、ビジネスのノウハウ、雇用の場という強みがあります。福祉事業所には専門的な支援力、地域とのネットワーク、多様な人材という強みがあります。この二つが「連敬」し合うことで、どちらか単独では生み出せない新しい価値が地域に生まれていきます。


来年度は、いよいよ具体的な支援の実装へ

vol.2では、企業と福祉が出会い、「ラベル」が少し外れ、「やってみたい」の芽が生まれるところまで来ることができました。

**来年度は、この「やってみたい」を具体的な支援の形につなげていくフェーズに踏み込んでいきます。**企業の強みを活かしながら、地域の困りごとや福祉の現場とどう重ねていくか。「連携」ではなく「連敬」を合言葉に、引き続き企業の皆さんと一緒に形にしていきたいと思います。

叶え合う支援事業はまだまだ続きます。一緒に連敬していきましょう!

Date:2026.01.22 Client:福祉政策課 Role:デザイン・企画運営

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