福祉プラスのまちづくり事業vol.4ふくフクフェス

福祉プラスのまちづくり事業 vol.4
『ふくフクフェス』― みんなの「やりたい!」を全部詰め込んだ、2023年度の集大成
「みんなの『やりたい!』『面白そう!』『楽しそう!』を全部入れて、一緒にイベントをやってみたらどうなるんだろう?」
福祉プラスのまちづくり事業の第四回目にして、2023年度の集大成となったのが「ふくフクフェス」です。
この名前は、**「ふくらむフクシ研究所(略して、ふくフク研)」**から生まれました。ふくフク研は、埼玉県草加市発のプロジェクトとして、「福」祉の世界に新しい価値を「膨」らませ、また「含」ませていくための研究・活動を行っており、このフェスはその想いが最も大きく花開いた一日となりました。
「やる側」と「来る側」に分かれるのではなく、みんなで同じ景色を見ながら、一緒にイベントを創り上げる。そんなシンプルでワクワクする発想から生まれた、コンテンツモリモリのフェスティバルでした。
開園以来最大の賑わいを生んだ一日
当日は多くの人で賑わい、当時の開園以来、過去最大の集客イベントを実現することができました。
「福祉のイベントだから」という理由だけではなく、「なんか楽しそうだから」「友達に誘われたから」「たまたま通りかかったから」。そんな様々な入口から、たくさんの人が自然に集まりました。
障がいのある方も、地域の方も、子どもも大人も、運営スタッフも参加者も。みんなが同じ空間で、同じ時間を共有する温かい景色が広がりました。
フェスが終わってから始まった、本当の変化
しかし、このふくフクフェスが真に「集大成」と呼べる理由は、当日の賑わいだけではありません。
フェスが終わった後から、本当の変化が始まりました。
参加者をはじめ、運営メンバーが各々、自分たちのイベントや事業を立ち上げていくきっかけとなったのです。「あの日みたいなことを、自分たちでもやってみたい」「あの場で出会った人と、一緒に何かできるかもしれない」。そんな小さな火種が、フェスの後に次々と灯っていきました。
**「参加者」から「プレイヤー」への転換。**一つの大きなフェスが、無数の小さなプロジェクトの種となり、地域のあちこちで新しい動きを生み出していく。これこそが、私たちが目指してきた『みんなで創る「だれもが幸せな」あしたの暮らしと福祉のカタチ』のひとつの可能性でした。
集大成であり、新しいスタートライン
vol.1の対話から始まり、映画祭、商店街での実験を経て、フェスという形で一つの集大成を迎えた福祉プラスのまちづくり事業。
回を重ねるごとに見えてきたのは、「楽しかった」「面白かった」という感情が、人を動かす最も強いエネルギーになるということです。制度や仕組みを学んで「やらなければ」と動くのではなく、「あの日が楽しかったから、また何かやりたい」という自然な気持ちから動き出す人たちが生まれていく。
2023年度の集大成として生まれたふくフクフェスは、同時に2024年度以降の新しい動きへの大きな出発点でもありました。
一日限りのイベントが、その後の地域の自走する力を生み出す。そんな循環が、このまちで確実に動き始めています。
Date:2024.01.13 Client:草加市障がい福祉課 Role:デザイン・イベント企画・伴走支援