福祉プラスのまちづくり事業vol.1トークライブ


福祉プラスのまちづくり事業
『みんなで創る「だれもが幸せな」あしたの暮らしと福祉のカタチ』
「福祉って、不便をなくすためだけにあるんだっけ?」
2023年度から本格的に始まった「福祉プラスのまちづくり事業」。この取り組みは、一つのシンプルな問いから生まれました。
これまでの福祉は、障がいのある方やそのご家族が抱える困りごとを解消したり、日常の不便を改善したりすることが中心でした。もちろん、それはとても大切なことです。でも、「マイナスをゼロに近づける」だけが福祉の役割なのでしょうか?
福祉の本来の意味は「幸せ」です。
不便を解消することの先に、もっと豊かな景色があるはずです。障がいのある方も、障がいのない方も、地域で一緒に暮らすみんなが「より幸せを感じ、豊かに生活できる」こと。そんな前向きな視点と取り組みを意識的に**「プラス」**していくまちづくりを進めていこう。
そうして始まったのが「福祉プラスのまちづくり」という新しい挑戦でした。
第一回テーマ:「福祉を地域に開いていくってどういう事?」
記念すべき第一回目のテーマは、**「福祉を地域に開いていくってどういう事?」**でした。
各地で実際に福祉を地域に開き、多様な人々が自然に交わる場をつくっている実践者の方々をお招きしました。でも、この日の主役は壇上のゲストではありませんでした。
参加してくださった地域の皆様、一人ひとりが主役でした。
ゲストの体験談をヒントにしながら、参加者同士が直接向き合い、それぞれの想いや疑問を言葉にして、対話と交流を深める時間を何よりも大切にしました。
「私の地域ではこんなことがあって…」「それ、うちの近所でも似たような…」「でも、実際にやろうとすると難しくて…」
そんな生の声が飛び交う中で、誰かの「正解」を学ぶのではなく、みんなで一緒に「問い」を深めていく場が生まれました。
草加市の大きな転換点:「一方通行」から「対話」へ
振り返ってみると、この第一回の開催が、草加市にとって大きな転換点だったのかもしれません。
これまでの行政や専門家が前に立って知識を伝える「講演型の事業」から、参加者一人ひとりが主役となって共に考え、共に答えを探していく**「対話型の事業」**へ。
「教える・教えられる」という上下関係を手放し、同じ地域に暮らす一人の人間として、フラットな目線で語り合う。
そこから生まれる熱量や気づき、そして何より「つながり」こそが、これからの地域共生社会をつくる最大の原動力になると私たちは信じています。
地域が変わるのは、誰かの「正解」を受け取った時ではありません。みんなが「一緒に考え始めた」時、そして「自分ごと」として語り始めた時なのです。
対話が生み出す、新しい「福祉のカタチ」
対話には不思議な力があります。
自分の言葉で話すことで、初めて「自分ごと」になる。誰かの話を聞いて「自分にも似た経験がある」と気づく。異なる立場の人と話すことで、見えていなかった景色が見えてくる。
支援する・されるという一方通行の関係ではなく、みんなで同じ景色を見ながら、一緒に歩んでいく関係性。
それこそが、私たちが目指す**『だれもが幸せな福祉のカタチ』**なのです。
これからも、対話を重ねながら。あなたの声も、この対話の一部です。
「福祉プラスのまちづくり」は、まだ始まったばかりです。
正解は最初から用意されていません。地域の皆さんと対話を重ねながら、試行錯誤しながら、少しずつ「だれもが幸せなあした」の輪郭を描いていきます。
これからも地域の皆様と一緒に考え、対話し、時には悩みながら、この草加のまちで新しい福祉のカタチを創り上げていきたいと思います。
あなたの声も、この対話の大切な一部です。ぜひ一緒に、草加市の福祉とまちづくりの景色を変えていきませんか?
一方通行ではない、みんなの声が交じり合うまちづくりへ。これからの展開にもぜひご期待いただき、そして、あなたもその「対話の輪」に加わってみてください。
Date:2023.09.26 Client:草加市障がい福祉課 Role:デザイン